アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

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私の建築手法
手塚貴晴 - 屋根に暮らす
副島病院/トヨタ L&F 広島本社/庇の家/回廊の家
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2007 東西アスファルト事業協同組合講演会

屋根に暮らす

手塚 貴晴TAKAHARU TEDUKA

手塚貴晴-近影

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副島病院/トヨタ L&F 広島本社/庇の家/回廊の家
「副島病院」
「副島病院」
「トヨタ L&F 広島本社」
「トヨタ L&F 広島本社」

最初の頃にやった「副島病院」です。下からは病室が見えないという病院で、いくつかの賞をいただきました。

こちらは「トヨタ L&F 広島本社」です。引き戸だからあけちゃえって、がばっと開ける建物をつくりました。スパンは45メートルあります。新しい建築基準法では通りません。45メートルのスパンは適合判定がかかります。45メートルスパンの梁は、建て込む以前は中央が上に膨らんでいます。それを架け渡すと自重ですっと沈んで平らになる。地震の時は20センチくらい変位します。当初、引き戸は電動で計画したのですけれど、クライアントはそのへんの無駄遣いを見つけるのが得意なんですね。「電動なんてとんでもない、手であけろ」って話になりました。けつこう重いです。一枚の重さは5,600キロです。この扉が動かなくなったら大変だ、とドキドキしながら最初の頃は二カ月おきくらいに見にいっていたのですけれど、「最近、扉が軽くなってきましたよ」といわれました。みんな筋骨隆々となってきまして、天窓がいっぱいあるものですから、みなさんよく日焼けしています。建物もなかなかよいことをするものだなと思いました。建物によって人が健康になっていく。

「庇の家」。門に柱がなく、内部とデッキの一体感が強調される
「庇の家」。門に柱がなく、内部とデッキの一体感が強調される
「回廊の家」。こちらは、中庭に対して連続性を強調している
「回廊の家」。こちらは、中庭に対して連続性を強調している

これは「庇の家」です。角に柱が一本ないだけで都市と建物が一体となる。そんな建物です。

これは最近の『新建築住宅特集』に掲載された「回廊の家」です。普通中庭は角にあって柱があるのですが、それをなくすことによって、今までにない空間の展開ができてくる。中のような外のような。だけれども、今までとは違って中庭を内部空間の延長として見ないで、ひとつのルームとして成立している。面倒くさいことをいろいろ考えました。

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