アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

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私の建築手法
手塚 貴晴 - 人は建築の向こうに何を見るのか?
茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園
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2014 東西アスファルト事業協同組合講演会

人は建築の向こうに何を見るのか?

手塚 貴晴TEZUKA TAKAHARU


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茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園

神奈川県・茅ヶ崎に設計した、幼稚園を併設したプロテスタントの教会「茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園(2013年)」についてお話します。高さ約9メートルの礼拝堂の周りに、幼稚園の園舎が取り囲むように配置されており、教会と地域コミュニティの間の緩衝領域となる幼稚園の空間は、週末には教会の機能を補助する空間となります。

「茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園」南東側から見る。
「茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園」南東側から見る。
「茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園」礼拝堂。平面はフリーハンドで描かれた少し歪んだ楕円形。
「茅ヶ崎シオン・キリスト教会/聖鳩幼稚園」礼拝堂。平面はフリーハンドで描かれた少し歪んだ楕円形。

この教会は木造で、室内の音響にとても気を付けてつくりました。これは、実際に行ってみていただかないと体験できないと思います。プロテスタントの礼拝堂では、牧師さんの声が通るということがすごく大事なのですが、それだけを考えてつくると、神聖な雰囲気がまったく感じられない単なるレクチャーホールになってしまう。そこで、空間の上部では音を反響させて神聖な雰囲気をつくり、下部では音を吸音して牧師さんの話がしっかりと聞こえる環境をつくりました。壁面から天井まで、厚みや長さの異なるスギ材を細かく組み合わせて、光や音を空間に散らしています。

それから、照明に関しては、昼間と同じ空間をつくるために明るくするのではなく、ひとつの暗い空間に信者さんがひと筋の光りの下に集まっている、そんな環境をつくっています。


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