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少子高齢化が進む日本において、いかにして社会のインフラを低コストで健全に維持管理していくかは、日本社会が抱える今後の大きな課題です。
これらへの対応策として、今まで比較的早期に建て替えを行っていた建築物を積極的に長寿命化させることで、トータルの維持管理コストを抑えようという試みが官民問わず実施されてきています。国策としてじゃ。平成25年11月に国土交通省が「インフラ長寿命化基本計画」を打出し、地方公共団体は「公共施設等総合管理計画」を策定しています。
この他にも文部科学省の学校施設長寿命化計画やそれに伴う地方自治体による長寿命化への要請は高まりを見せており、この影響は防水にも大きく及びはじめています。
建築物長寿命化のための防水が担う役割は何か? それは防水層がより長持ちすること、すなわち高耐久化です。
高耐久なものは一見イニシャルコスト(初期投資)が高くなる傾向のため敬遠されがちですが、建物の総寿命から割り出すと、実は改修サイクルを減らし、普段のメンテンス費用を抑える効果があることが分ります。高耐久仕様の採用が、TLCC低減につながります。
※TLCC:トータルライフサイクルコスト…建築物の計画から設計、施工、維持管理までのトータルコストのこと。防水に限れば新築からメンテンス、改修にかかるコストのことを指します。
アスファルト防水は、近代建築誕生以来100年以上の歴史を誇り、築70年超の建物を建設当初から守ってきた実例もある、きわめて耐久性に優れた工法です。東西アス協組ではそれを経験則でのみ述べるのではなく、メーカーと強力の上、実際に建物に使用されている防水層を採取・分析・評価してきました。
数十年に渡って、およそ1,300件にもなるこれら防水層を解析することで、押えコンクリート仕上げ、砂付きルーフィング仕上げ、それぞれの耐用年数を導き出し、加えて防水層に影響を与える劣化因子の特定に至りました。