アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
藤沢市湘南台文化センターをはじめとする多くの公共建築を手がけてきた長谷川逸子氏の建築には、小宇宙を感じさせる反面、なつかしい昔の広場の面影が残されている。建築という入れ物だけでなく、それを運営する人たちの育成まで提言していく長谷川氏の世界が展開される。
「大島町絵本館」ではこどもたちが絵本を見るようにシークエンスが展開していく感じで、スロープをテーマにしています。ゆっくりと歩いてたどり着くようなイメージです。身体の弱い人たちと元気な人たちがいっしょにアプローチしていけるように、建物の中にスロープを周回させたのです。私は身障者がエレベーターに乗って行き着けばいいということが嫌いなんです。いろんな人がいっしょに生きていくために建築はどうあるべきかいつも考えています。つまり、みんなが共生する社会というイメージをテーマで考え出したのがプリッジやスロープなのです。しかしときにはこうしたものを装飾のように捉える人もいます。私はもっと積極的なファンクションをもった装置としてプリッジやスロープをつくっているのです。
徳丸小児科、松山桑原の住宅、AONOビル、NCハウス、眉山ホール、 不知火病院(海の病棟)ストレス・ケア・センター、湘南台文化センター、 コナ・ビレッジ、すみだ生涯学習センター、氷見市仏生寺小学校、 大島町絵本館・絵本ふれあいパーク、山梨フルーツ・ミュージアム