アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
家族自体が変化してきている今、人が集まって住むということの根拠はあるのだろうか。快適な生活のためのプログラムとは。外見の形ばかりにとらわれる建築に一石を投じている。
それはどんな建築にもいえると思います。ある文化を切り取って建築の中に入れることができるはずがないのにそれでも博物館のような建築がある。その建築の中に展示品が飾られることによってその展示品が逆にある文化を代表しているように見えるという構図が出来上がっているように思います。切り取られてそこにあることが当然であるかのように見えるんじゃないかと思います。
そのように建築は、そこにあることがいかにも当然であるかのように見せていく力がある。住宅をつくれば、そこに当然のように家族が見えてくるだろうし、美術館が出来上がると、そこに飾られている美術作品がいかにもある価値を持ったものとしてそこにあるように見えてくる。つまり、そういうことを私はあえて「暴力」と呼びたいのです。
「山川山荘」「窪田邸」「石井邸」「山本邸」「勢能邸」「藤井邸」 「新倉邸」「佐藤邸」「小俣邸」「GAZEBO」「マルフジ南田園邸」 「ROTUNDA」「フジエ画廊モダーン」「マルフジ小作店」 「大晃奥湯河原寮」「HAMLET」「若槻邸」「横浜博覧会高島町ゲート周辺施設」 「熊本県営保田窪第一団地」「岡山の住宅」「葛飾の住宅」 「緑園都市駅前商業街区計画」
『現代建築と方法二三山本理顕』(同朋舎出版) 『建築—あすへの予感』共著(彰国社) 『細胞都市』(INAX) 『住居論』(住まいの図書館出版局)