アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
建築の世界において近代モダニズムのつくってきたこと。それは建築家の独自性を確かめ、何か前衛的なことをするという、衝撃的なことをするという意識から建てられた建物たちによって都市が埋まっていくということ。これは明らかに近代モダニズムがつくってきた一番の間違いだと香山氏は指摘する。そして、伝統というものを自分たちが発見し、とらえ直し、再構築していくことを提案している。
文明的に的に見ると、たまたま日本がある一時期だけ非常に豊かな経済を持てるというときに、せっかくの国をつくるチャンスを場合によっては台無しにしてしまうおそれのあることじゃないかと思います。(中略)日本がそういうチャンスを本当に生かして次の世代まで残れる街をつくれるかどうかというのは、この数年が本当に勝負どころだろうと思っています。
「九州芸術工科大学」「清里高原ホテル」「相模女子大学」「東京大学研究資料館」「東京大学経済学部校舎」「国際科学技術博覧会テクノコスモス館、西・東の回廊」「ホテルサンガーデン・ららぽーと」「アクアコーポレーション」「横浜博覧会YESホール」「千駄木の町屋」「塩沢町立今泉博物館」「東京YWCA会館」
『アメリカの建築とアーバニズム』(鹿島出版会) 『建築造形原理の展開』(鹿島出版会) 『建築学大系・造形論』共著(彰国社) 『建築巡礼第一巻・荒野と開拓者』(丸善) 『建築形態の構造』(東京大学出版会) 『現代建築・空間と方法 第八巻・香山壽夫』(同朋社)