アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
「地域社会という建築」をどう再構築していくか、建築家の果たす役割はどうあるべきか、建築家の主体性と社会との関係について語られる。
社会という枠組みを、それは一方的に建築に対して働きかけるものだとする考え方もあります。建築は常に働きかけられる側です。ここでは建築家が主体性を間われる場面は一切ありません。考えようによっては非常に楽です。ダメな建築ができるのは社会が悪いからだ、制度が悪いからだ、官僚主義が悪いからだ。建築が社会の反映であるという図式を信奉する限り建築家はその社会の要請を受けて建築をつくる請負技術者のような役割を引き受けるということなんだと思います。恐らく、建築の設計者に対する一般的な見方はそんなところなんじやないでしょうか。住み手の自由に使える住宅という考え方も、社会という枠組みの反映であるという建築も実は同じような考え方なんだと思います。こうした建築に対する見方にはすでに長い歴史があって、今や建築の設計者に対して多くの人たちがそんなふうに考えているんじやないかと思います。
「GAZEBO」「ROTUNDA」「HAMLET」「熊本県営保田窪第一団地」「岡山の住宅」「緑園都市駅前商業街区計画」「岩出山町立岩出山中学校」「山本クリニック」「横浜市下和泉地区センター・下和泉地区センター・下和泉地区プラザ」ほか