アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
建築とは何か。建築家とは何か。そういうことを考えてみたらいいんじやないかと思うのです。建築家が本当にこれから職業としてあり続けるのかということは、ぼくはこの問いかけ抜きには語れないと思っています。何で建築をデザインしているのか。何で毎日夜遅くまで図面に向かっているのか。何でこんなに模型をつくらなければいけないのか。何でこんなにCADにカを入れてやらなければいけないのか。それから何でコンペでそれほどまでに表現しなければいけないのか。そういうことに対する根源的なモティベーションを失ったならば、その途端にこの職業というのはなくなってしまうと思います。
われわれ建築家は建築を設計したり、建築に携わることによって、さまざまな情報を得ます。社会の中でどのようにして建築が出来上がってくるかという仕組みについて深く知ることができます。そのこと自体が職能です。それをどういうふうに生かすか。建設会社の中で生かすか、あるいは建築家という場所にこだわって生かすか。もっと違うコントラクションのプロジェクトマネージャーのようなかたちになるのか、さまざまなかたちがあると思います。つまり、建築をつくる、建築のことをわかる能力が生きる場所が建築家の場所です。
「ギャラリーTOM」 「オートポリス・アート・ミュージアム」 「海の博物館」 「住居No.14筑波黒の家」 「志摩MUSEUM」 「うしぶか海彩館」 「安曇野ちひろ美術館」 「茨城県天心記念五浦美術館」 ほか