アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
熊本のアートポリスの事業の一環で、磯崎新さんから、天草の南端で何か建物をつくってくれないかということでお引き受けした仕事です。レンゾ・ピアノが設計した「牛深ハイヤ大橋」という全長三キロのすばらしい橋の足元の辺りに、市が広場をもっているので、そこに何か建ててくれということでした。全長三キロの橋に対し、幅百メートルの広場という歩の悪い闘いでした。市場のような場所をつくろうというのが私の提案です。
台風がたびたび襲来するので中心のところはスチールの立体トラスを組んで、そのほかのサブフレームを木造でやりました。
下に漁槽があります。牛深は漁船が千五百隻もある漁業の一大集散地なので、この近くでとれる魚を回遊させる魚槽です。