アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
20世紀の初頭から、建築というのは社会的な存在なはずなのに、ある作家の作品であるという側面がとても強くなってきました。それがどんな建築であったとしても、ル・コルビュジエの作品だったわけですし、ミース・ファン・デル・ローエの思想と一緒に語られるべき対象だったのです。しかし、そうした見方自体が修正されてきているような気がします。今、あるひとつの建築をつくったときの影響は、1920年代に比べて確実に大きくなっています。社会の構造の複雑化とともに、その影響も複雑になったといってもいいかもしれません。このような時代に、ひとりの作家がひとりですべての責任を負って建築をつくっていくという今までのつくり方自体が、やはり何らかの修正を追られているのではないかと思っています。現代の建築家は、貴任を負う必要がないといっているのではありません。そうではなく、現代の建築家は、多くの人が参加するコミュニケーションの場をつくる責任があると思うのです。われわれ建築家の提案の背景には、「こういう空間に共感して欲しい」という気待ちがあります。つまりコミュニケーションを前提にしているのです。建築家の提案のないところに新しいコミュニケーションは生まれないという意味でも、建築家の役割や責任はますます大きくなっているのです。
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