アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
これは最近できた東京ウェルズという会社のテクニカルセンターです。コンピュータのチップを生産するオートメーションの機械をつくっています。敷地は、沼津の山の中ですので、環境を生かしたガラス張りの建築としました。三階まであがると周辺の住宅の屋根越しに駿可湾を見ることができます。ほとんどガラス張りで、なかの様子が見えるような研究所です。
2、3階の中央部分が吹抜けになっています。
試作室に横付けされるトラックヘの荷積み作業が雨に濡れずにすむように、三階の一部をキャンティレバーで南側に張り出させました。ただし、荷台の屋根が上方に大きく開くガルウイング・タイプのトラックですので、その扉がぶつからないように3階だけを張り出しています。5メートルほど出ているのですが、構造家の佐々木睦朗さんにお願いし、ほとんどブレースのないシンプルな構造が実現しました。
この吹抜けの3階床レベルに合わせて水平にブラインドを入れました。空調のために閉じたり開いたりしますが、ブラインドを閉めると、見かけ上、床ができたようになります。