アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
デザインで何ができるんだろうか、という時に、ひとつ考えられることは、ある形式を与えることだと思います。その形式とは、普通、構造体によって与えられるものですけれど、それ以外にもさまざまな形式があります。その形式自体は、首尾一貫している必要がありますが、読み取り方はいろいろであっていいのではないでしょうか。その読み取り方によって、違う内装やデザインがそこにくっつけられるのではないかと思うのです。
同潤会アパートも、もともと住宅としてつくられていたものが、お店になったりしています。立地条件がいいということもありますが、中の空間は非常に魅力的な空間なんです。その魅力的な空間であることを残して使われている。 これは恐らく住宅である機能というよりも、その空間というものがもっている、たまたまもったかもしれないけれど、その特質をうまく使っているいい例だと思うのです。
僕にとって豊かな街とは、あるひとつのルールや形式などをもっているけれど、その形式からひとつの結果しか出ないというのではなく、いろいろな結果が生まれてきている街です。建物もそれは同じで、僕自身の、こういう空間にしたいという個性だけでなく、ルイ・ヴィトンならルイ・ヴィトンの望む個性や、僕じゃないデザイナーの個性が混ざり合ってできるのがいいのではないかと思います。そういう意味で僕は、一般的な意味での建築デザインとは少し違うところをやっているんじゃないだろうか、とつくっていて思いました。
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