アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
物質性もサイバースペースも、どちらも僕にとっては、とても魅力的です。コンピュータだけが表現できる空間の世界、というのも魅力的だし、それからもう一方で、物質だけで表現し得る素材の世界というのもたいへんに魅力的だなと感じています。そのふたつともが魅力的なのはなぜだろうか。これが解けたら、おそらく二十一世紀がどういう世紀になるか、二十一世紀の建築がどのような建築になるかという大きな間題も解けるのではないか。それをなんとか解きたいのですが、そのヒントのひとつになるのが、もはや「かたちの時代」ではない、ということだと思います。
建築はかたちである、とは、昔からいわれてきたことですし、建築家というのは形態をデザインする人だと思われてきた。しかし、それは本当かなと、最近つくづく思います。形態はある意味でどうでもいいのではないか、むしろ形態以外に建築のいちばん面白いところがあるのではないかと。ただ一般の社会は、建築家というのはかたちのデザイナーだと認識されていますから、建築家がやると奇抜なかたちのデザインが出てくるんじやないかと思われているところがある。私も確かに昔はそう思われたことがあったのですが、そういうかたちの時代がどうも終わりつつあるようなのです。
『反オブジェクト』 『新・建築入門』 『建築的欲望の終焉』
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