アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
配置
インド東部のビハール州に「ビハール博物館(2017年)」をつくり、2017年に一部オープンしました。この建物のあるパトナという場所はビハール州の首都で、デリーとカルカッタの間でネパールのすぐ下に位置し、仏教の遺跡がたくさん出てくる場所です。この博物館は、そうした遺跡や彫刻といった貴重品を中心に展示する歴史博物館です。鉄は、昔インドで発明されて、それが次第に中国や韓国、日本にもたらされたという歴史があったので、外装にコールテン鋼を使うことにしました。また、展示室を繋ぐ回廊に囲まれた中庭(ブッダコートヤード)は白色砂岩仕上げとして、なるべくメンテナンスフリーの建物にすることも考えました。インドは日射しが強烈な地域なので、光をうまく使った建物を考えました。また、周辺にたくさん残っていた樹木を利用して広場をつくったりもしました。
南側俯瞰
コールテン鋼パネルは1,200×5,075mm、厚みは9mm
鉄骨フレームに設置した819×2,130mmの砂岩のスクリーン面
管理棟南北断面
展示棟南北断面