アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
「パチンコパーラー」の計画をしているときにつくりました。ガラス張りなどいろいろ考えたのですが、非常に寒い場所であることと、コスト的な間題から、最終的に厚いコンクリートでつくることにしました。
市街地でつくる場合は、敷地の境界線にいろいろな影響を受けるのですが、森の中はそういうものからまったく解放されているから、方向性のないものにしようと思って、丸い外形を選ぴました。終わりがないような動き回る場にしようと思って、リングと中のアトリエという構成になっています。動くところとスペースがほとんどいっしょになっていて、それがそのまま建ち上がってくるかたちになっています。
外壁は白い壁にして、光によって森の景色が壁に投影されるスクリーンのようになっています。
インテリアですが、リング状になっています。天井の高さを円の中で変えていて、低いところがダイニングキッチンになっています。円の内側がアトリエになっています。窓ガラスを多用できないので、小さな窓をいろいろなところに開け、光や森の景色の断片を生活の中に取り入れようとしています。
寒いですから開口部は非常に少ないですが、それでも内部の動きがそのまま外観を決定しているといえると思います。