アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
これは言わば、小さな雑居ビルです。敷地は約70坪、外苑西通り沿いにあります。地下二階、地上五階の建物で、地下がレストラン、一階、二階が店舗として賃貸するスペース、三階以上はオーナーが自分のギャラリーとオフィスとゲストルームとして使いたいということで設計しました。
ここでは室内の上半分と下半分で扱いを変えて、風を取り入れたり光を取り入れたりしながら、ドメスティック・ランドスケープ的にうまくできないかということを考え、設計しました。
そこで階高4メートルの店舖の、上側2メートルまでをガラスとし、ここは貸さず、下の2メートルまでのところまで貸す、ということを考えました。こうすると上部のガラス面は、商品や店舗に必要な棚などに遮られないので、必ず屋内から空や街路樹が見えるようになるのです。
ギャラリーは天井高5メートルで、さらにこの上に光をコントロールする三つの層を設けました。オーナーが美術のコレクターの方だったので、完全採光から遮光までできるシステムを考えています。