アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
皆さん、今晩は。今日は朝から雨で、こんなにたくさんの人に集まっていただけるとは思っていませんでした。アスファルト協会と雨というのは切っても切れない関係ですが、さすがアスファルト協会の講演会だけあって、きちんと雨が降るのだなぁと、私は感心しています。でも、私は雨は苦手です。この頃の酸性雨は、薄い頭がさらに薄くなるのではと心配しているのです。
まぁ、それはさておきまして、表題になっている「二十一世紀の建築に何が必要か」、これは重大なテーマです。先日、神戸でJIA(新日本建築家協会)の大会がありました。 そのときに、国際性とは何かということが問われ、「風土性が大切である」という結論に達したのですが、私はこれが大切だと思います。そのとき、高橋青一先生から、次のようなお話がございました。キプロス島での国際コンペなのですが、日本から応募された案はすべて落ちてしまいました。最終案の中には、その風土性・伝統といったものが滲んでいたそうです。
今世紀の建築は失敗だった、と私は言いたい。その失敗をこれ以上続けて欲しくないというのが、私の願いです。二十一世紀はどう建築をつくるのか、どう都市をつくるのか。それを皆で考えていきたいと思っています。ここに私自身が考えた一つの解決方法があるのではないかと考えているわけです。