アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

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私の建築手法
古谷誠章 - カルロ・スカルパ考
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2005 東西アスファルト事業協同組合講演会

カルロ・スカルパ考

古谷誠章NOBUAKI FURUYA


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ZIG HOUSE ZAG HOUSE
東側より俯瞰する手前が「ZAG HOUSE」で奥が「 ZIG HOUSE」
東側より俯瞰する手前が「ZAG HOUSE」で奥が「ZIG HOUSE」
二階方向からZAG HOUSE方向をみる
二階方向からZAG HOUSE方向をみる

これは私の自宅です。祖父の代から住んでいる土地に建てた、両親と私たちの二世帯住宅です。南側の庭から見ると左半分が両親の家「ZIG HOUSE」で、三間分5.4メートルの隙間を隔てた右側が私の家「ZAG HOUSE」です。間隔を開けて配置しているのは「嫁」と「姑」の間には、適当な距離が必要だと考えたからです。

昔からある木々を何とかそのまま残したいと思って、木の間を縫うようにジグザグにつくった建物です。私が子どもの頃は周辺に木々がたくさんありましたが、今はほとんどがマンションになってしまったり物納されて更地になって、一本残らず切られてしまいました。ここは自分の家なので、さまざまな実験してみようと思いました。奥多摩の間伐材を互い違いに圧着した寄せ集めたブロック(編成材)をスライスして床や壁に使っています。プランはほとんどが単純なワンルームで、その中を組み立てていくのは家具で、住みながらどんどんつくり替えていくという計画です。「ZAG HOUSE」のダイニングの収納棚のひとつの扉を開けるとお風呂があります。水回りはジグザグの形からはみ出ていて、離れのように並んでいる構成です。

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