アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
富山県・氷見市では、「魚々座(ととざ)」という街の中で集めたものだけでつくるミュージアムをつくるワークショップを、研究室の学生たちに手伝ってもらいながら進めています。私の研究室の学生が、氷見市の街中をリヤカーを引いて廻り、その街の漁業に関するものや、生活品を集めていって、それを家ごとに並べていき、まるで蚤の市のような街の博物館をつくるというものです。まだ使われているものを展示する、生きている博物館です。そうすると、街のみなさんは、ここに自分のものがあるからと、自然と集まってくるのです。また、施設内にはレストランがあり、そこでも、家具から食器まですべて街中から集めたものが使われている。このようなプロジェクトで、そこで私たちは、建築をつくるのではなくて、そこにある、人の思い入れをつくろうとしています。