アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
東京の中心は空洞化して、23区内は六割の人が賃貸住宅に住んでいます。賃貸住宅は現状回復が条件ですから、誰も自分の居心地をよくするための改修ができません。それならばと、改修しないで、自分がもっているものだけで空間をつくることができる「空箱」のような賃貸住宅を考えました。床を黒くし、天井高を2.6メートルにして、押入れもついていないという」フロア一戸のアパートです。住人の中には窓を潰してぜんぶレコード棚にしている人もいます。一般のマンションには余計な造作があって、自分のもっている棚が効率よく入らなかったからこの部屋を借りることにしたという方もいらっしやいました。