アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
一番最近のコンペ落選案「武蔵境新公共施設」です。ここでのテーマは、大きなボリュームであっても、そこに何とか抜けをつくることができないかということです。建築である以上、立体であることから免れることはできませんが、単なる立体でないものをつくりたい、というのが私がいまもっとも実現させたい「ミライのタネ」です。最終審査の五案に伊東豊雄さんも残られていて「せんだいメディアテーク」のリベンジがで果たせるかと思っていたのですが、残念ながら一等は川原田康子さんの案でした。
今日は私が日頃考えるアイディアの卵のようなもの、学生たちと海外で調査をしたり、あるいはコンペに挑戦する中から生まれ出てきた、デザインの「端緒」についてお話ししました。いつの日かこれが芽を出し、実を結ぶのを楽しみにしています。