アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

マークアップリンク
トップ
私の建築手法
坂 茂 - 作品づくりと社会貢献の両立をめざして
住宅作品における透明性
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986

2012 東西アスファルト事業協同組合講演会

作品づくりと社会貢献の両立をめざして

坂 茂SHIGERU BAN


«前のページへ最初のページへ次のページへ»
住宅作品における透明性
「ファンズワース邸」全景
「ファンズワース邸」全景。

僕はミース・ファン・デル・ローエ(1886〜1969年)が大好きなのです。彼の設計した「ファンズワース邸(1951年)」は、西洋の建築史において初めて建物が透明になったという意味で、画期的な家だと言えます。でもわれわれ日本人にとっては、伝統的に襖や障子を開けることで家が透明になるのは日常的なことでした。

ミースの透明性と日本の伝統的な住宅の透明性には大きな遠いがあります。ミースの「ファンズワース邸」は扉が一枚あるだけでほとんどのガラスが嵌め殺しなので、ビジュアルには透明ですが、フィジカルには仕切られていて中と外の空間を行き来することはできません。それに対して日本の伝統的な家屋は、襖や障子を開ければビジュアルにもフィジカルにも中と外が連続する透明な空間になります。


«前のページへ最初のページへ次のページへ»