アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

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私の建築手法
古谷 誠章 - LIVING WITH SURROUNDINGS
Woodland School Project
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LIVING WITH SURROUNDINGS

古谷 誠章NOBUAKI FURUYA


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Woodland School Project

ここから先は、少し違う活動を紹介します。

「Woodland School Project」展望デッキ。

「Woodland School Project」展望デッキ。

「Woodland School Project」サウンドシェルター。

「Woodland School Project」サウンドシェルター。

「Woodland School Project/森が学校プロジェクト」は、小説家・ナチュラリストのC.W.ニコルさんに頼まれて、東日本大震災で宮城県東松島市で行っている研究室でのプロジェクトです。東松島も震災で大きな被害を受け、低地はみんな浸水してしまいました。住民は高台移転することになりますが、そのための造成地は既存の緑を壊さざるを得ません。ニコルさんはそれをたいへん憂慮されて、豊富な生き物が残る森を保存し、そのまま森の教室としていろいろなものが学べる場所をつくる活動をしたいので、建築的に手伝ってほしいと依頼をされました。手始めに、小高い場所に被災した低地を見下ろす展望デッキをつくりました。昔ここに街があったとか、生活があったとか、津波があった当日はこんな風だったということを、この場所に腰掛けて話をすることができます。施工はすべて研究室の学生たちと地元の人たちの手づくりです。資材は馬で運びました。これは馬搬(ばはん) という技術のひとつなのですが、ニコルさんが復活を提唱しているもので、機械ではなく馬に運んでもらうことで、馬が進んだ道が自然に人にも優しい道になるのです。展望デッキは釘を一切使わず、すべて木製ダボだけで接合しています。また、デッキは無垢材なので、時間が経ち表面が朽ちてきたらサンダーがけをすればリフレッシュできます。その後、ふたつ目につくったのが、森の中の風の音や鳥・虫の声を聞くサウンドシェルターです。こちらもすべて手づくりで、金物を一切使わずにつくっています。/p>

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