アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
新潟の企業の研究所です。ナミックスは元もと塗料を扱う企業だったのですが、現在では半導体の基板に配線を印刷したりするような、コンピュータに関係する研究も行っています。
キノコのようなストラクチャーが三つ重なって、ひとつのテーブルのような形をつくります。そしてこのテーブルの上にまた別のテーブルをのせていきます。このように三角形のテーブルを単位にして連続させていき、雲のような形をつくっています。テーブルの足元がピン接合なので、モーメントがかかりません。なのでこのピン接合の部分は、非常に細くすることができます。これは構造のArup Japanが考えてくれた方法です。
一階部分の研究所はグリッド状のプランになっていて、その上にキノコがのっています。二階は屋上庭園で三階部分がオフィスとレストランです。緑の屋上には樹木が所どころに植えられています。研究所は光を嫌うので一階にはあまり光が入らないようになっています。スリットから廊下の部分にだけ光が入るようになっています。
カーペットのパターンは私たちでデザインしました。ある模様をひとつつくり、それを90度だとか180度回転させ、エッジを合わせていきました。そうするとおもしろいランダムなパターンが現れます。オフィスの天井面には照明がつけられないので、照明はすべて床から立ち上げています。