アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

マークアップリンク
トップ
私の建築手法
隈 研吾 - 小さな建築
Bamboo House
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986

2012 東西アスファルト事業協同組合講演会

小さな建築

隈 研吾KUMA KENGO


«前のページへ最初のページへ次のページへ»
Bamboo House

次に紹介する竹という素材も、私にとってのとても小さい材料です。木を考えてみると、枝はそのままでも小さいけれど、幹を小さくするには、切るという作業がひとつ発生します。それに比べて、竹はそもそもが小さい部分で構成されているので、木より小さい材料なのです。

それに比べて、竹はそもそもが小さい部分で構成されているので、木より小さい材料なのです。その竹を構造材料として使ったものが、「Bamboo House(2000年)」です。竹を割らずに内側から特別に長いドリルを突っ込み、節だけを切ってしまい、中に鉄のアングルを挿入してコンクリートを流し込み、竹を型枠としてコンクリートを打ちました。

私は設計の際には、必ずモックアップをつくります。この「Bamboo House」では、竹でモックアップをつくり、どのくらいの「小ささ」が敷地に適しているかを確認しました。実際の現場に、さまざまな直径の竹でつくったモックアップを立てかけ、周辺環境の特有な「粒」の大きさと、私たちが新しくつくろうとしている建築の「粒」の大きさがバランスが取れているかを実際に目で見るのです。その結果、外壁には直径60ミリ、間仕切り壁には直径20ミリ、という竹の太さを決めていきました。

「Bamboo House」での、竹の「粒」の大きさのスタディ
「Bamboo House」での、竹の「粒」の大きさのスタディ。
«前のページへ最初のページへ次のページへ»