アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
建物の建設というのは、どうしてもトップダウン型になりやすいものです。言い換えると、トップダウン型でつくらないと、建築なんていう大きなものはつくれない、というのが今ま での考え方なのですね。しかし、かつての日本の木造建築はボトムアップ型でつくられていました。いつも、どこかをこちょこちょと直しながら、生活の変化に対応するのが日本の木造のシステムでした。木造でない建築でも、ボトムアップ型でできるのではないかというのが、私たちのチャレンジです。
こんなにも、政府やインフラが信頼できない今の時代に、ボトムアップ型の考え方はマッチしています。そんなふうに考えていて、「小さな建築」というお話をさせていただきました。
2011年の東日本大震災によってもたらされる建築の転換は、何なのか。それは大きな建築から小さな建築への転換ではないかと思うのです。以上です、本日はありがとうございました。