アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

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隈 研吾 - 小さな建築
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2012 東西アスファルト事業協同組合講演会

小さな建築

隈 研吾KENGO KUMA


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ブザンソン芸術文化センター

小さく柔らかい建築にしようという試みは、海外のプロジェクトでも同じように展開しています。

「ブザンソン芸術文化センター(2007年〜)」は、フランスのブザンソンというスイスに近い街に建つ、音楽学校と美術館とホールとが一緒になった公共施設です。古いレンガの既存建物を残して、全体をひとつの屋根で覆い、屋上緑化し、構造には鉄骨の柱と木の梁を組み合わせています。中央に大きなボイドを設け、ボイドを介して川と街とを繋いでいます。

「プザンソン芸術文化センター」外観イメージ
「プザンソン芸術文化センター」外観イメージ。
「プザンソン芸術文化センター」中央のボイド空間に落ちる木漏れ日のような光
「プザンソン芸術文化センター」中央のボイド空間に落ちる木漏れ日のような光。

大きなボイドを空ける、というのは私たちのいつものやり方です。中央のボイドスペースでは、天井の木の骨組みからちらちらと漏れた光が落ち、その中で音楽学校の生徒たちが練習をします。これを私たちは「木漏れ日エフェクト(KOMOREBI Effect) 」と名付け、「木漏れ日」というワードを英語にもフランス語にも訳さず、そのまま使って説明をしています。木漏れ日という、大きな光が小さくなるイメージが、とてもよいと思っています。


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